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2010年12月22日

涙しました・・・

この記事を読んで僕は思わず涙しました・・・

昨日のブログでも触れたラグビーマガジンの記事です。

『元気になあれ』

修ちゃんの父:日本協会公認A級レフリー

麻生 彰久


文:田村 一博

募金活動を見るたびに思う。身体が大きいってこんな時にいい。スタジアム前の人混みの中でも呼びかけの声がする方に視線をやると、いつもならピッチの中にいる人達が募金箱を手に声を張り上げている。
最近、そんな光景を見かけませんか?

募金箱には『修ちゃんを救う会』の文字。日本協会公認トップレフリー麻生彰久さん(コカ・コーラウエスト所属)の長男、修希ちゃんが、心疾患に苦しんでいることを知り、ラグビー関係者を中心に多くの人が立ち上がった活動だ。

日本代表戦、大学ラグビー、高校ラグビーの会場。地元・福岡では、博多駅前や商業施設でも活動を展開している。
10月に2歳になったばかりの修ちゃんは、心臓の筋肉が薄くなる拡張型心筋症に苦しんでいる。

妊娠37週目を迎えたとき、心疾患の疑いが持たれた。初めての子どもを授かった幸せと、病状への不安。でも2008年10月27日、大きな産声を上げて産まれてきた息子の顔を見て『大丈夫』と確信できたという。
「大きな声でした。生き抜いてくれる子だ、と思いました」

中略

「好きなだけミルクを飲ませてあげたい。いつもそう思っています。ただ、必要なものだと理解しているのか、少しでも水分がほしいからなのか、嫌がることもなく薬を飲んでくれるんですよ、修希は。相当ツライと思うけど、それが当たり前になっているかのように、よく笑います」

今年7月の改正臓器移植法施行により、日本でも15歳未満の臓器提供が法的に認められることになった。
しかし、国内での小児ドナーの前例はなく、その時が来るのを待っている時間は修ちゃんにはない。生きる為の唯一の道は、海外での移植手術だけだ。

幸い、米国・ロマリンダ大学小児病院から受け入れの内諾をもらう。
健康保険など公的サポートが一切ない手術には、個人では到底まかなえない、1億円を超える高額費用がかかるが
「ひとりでは超えられない壁があるのなら、みんなで乗り越えようよ」と声を上げてくれたのが会社やチームの仲間だった。

「病院には、様々な年齢の子ども達が、それぞれの心臓の病気で入院していました。中には、頑張ったけど亡くなった方もいた。だから修希も、与えられた命をまっとうしてくれれば・・・と思ったこともありました。でも、亡くなったお子さんのご両親から『助かる可能性があるなら、必死で生きてください』と言葉をもらって覚悟ができました」

募金活動には、善意以外にもさまざまな言葉などが寄せられることは、過去の事例からも理解していた。
しかし、自分のやるべきことは息子の命を守ることと、そういうものを受け止めることなのだと腹がすわってからは、前だけを見据えた。

福岡から発信された活動は、トップリーグ関係者をはじめとした仲間を介して、瞬く間に広がっていった。チームやカテゴリーの枠を超えて協力してくれる方々の姿を見て、涙が出た。
ラグビースクールの関係者などから、自分のところでも活動がしたいと連絡をもらい、受話器を握りしめたまま頭を下げた。

「自分が街に立った時も、いろんな方に声をかけていただきました。同じ年頃のお子さんを抱いた方は、『今、この子を失うことは考えられません。頑張って』と。幼い子が自分の財布をひっくり返し、そのすべてを箱に入れてくれたりもした。振り込みでも良かったんだけど、実際に会い、励ましたかったから・・・という方も居て、嬉しかった」

楕円界はもとより、その枠を超えて多くの人たちがつないだパスの結果、救う会には、続々と募金が届いている。

中略

以上、ラグビーマガジンより一部抜粋
涙しました・・・

本当にたくさんの皆さんのご協力で、この活動が行われています。
TFCブログを見て下さっている方からも、振り込みたいとお電話をいただきました。

皆さん、ご協力ありがとうございます。





Posted by TFC  at 19:18 │Comments(0)

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