高鍋のジムTFC

今日は敬老の日です。

自分が子どもの頃はおばあちゃんにプレゼントをあげたりして過ごしていましたが、自分も親となり、今度は自分の両親が子ども達からしてみたらおじいちゃんとおばあちゃんになるわけで、何か不思議な感じはしますが、昨日保育園の運動会の後に実家に行き、双子の姉も子どもを連れて来ていて、一緒に敬老の日のプレゼントを渡しました・・・

僕も今年で３０歳になりました・・・良く・・・見えないっ！！（もっと上に見えるようです・・・）て言われます。
時々自分がこれから先どんな風に年を重ねていくのか考える時がありますが、ＴＦＣのお客様達を見ていると、たくさんお手本となるような楽しい年の重ね方をされている方々ばかりなので、ついていきたいと思います。

この時期だけではありませんが、僕の中で祖母への思い出は特別なものがあります。
祖母は僕が大学３年の時に亡くなりましたが、僕は祖母に命を救ってもらったと思っています。

それは大学から帰省していて、車を使う為、父親を会社まで送り、自宅に戻ってきている時の出来事でした。
国道から自宅のある方向へ右折して農道へ入ろうとした次の瞬間・・・『ゴォーガツンッ!!』と凄まじい衝撃が僕を襲いました・・・僕の運転する車は一気に対向車線へ押し出され、何が起こったか分からないまま、また次の瞬間、今度も自分の車の運転席側に車が一台突っ込んできました・・・
さすがにその瞬間はびっくりしましたが、何を思ったか、このまま車が道路の真ん中にあったら渋滞になってしまうと思い、ギアをバックに入れ、変な音が鳴りながら車を路肩の内側に移動しました。

すると僕の車の後ろに一台路肩の内側に止めている車がありました。どうやら玉突き事故だったらしく、僕の車のすぐ後ろを走っていた車でした。車内から男性の方が降りてこられて『大丈夫ですかぁ・・・？』と言って下さいましたが、もちろんその方が原因ではなく、道路の真ん中で停止したまま動かなくなった黒い車が一番の原因でした。

これはその後の現場検証で分かったことでしたが、その黒い車の男性は飲酒で無免許・・・現行犯逮捕となりました。最初に車をぶつけて、まずいと思って追い越して逃げようとしたら僕の車が対向車線に押し出されていて、そこにぶつかって止まったようです。

少し話しが逸れてしまいましたが、実はその事故の後、警察が被害者にも話しを聞きたいと警察へ行って話しをしていた最中に、父親から電話が入り、『おばあちゃんが亡くなった・・・』というものでした。

かねてから体調を崩していて、お見舞いに行ったりしていましたが、こんな急な別れになるなんて思ってもいませんでした。
僕は勝手に祖母が自分の命を救ってくれたんだと今でもずっと思っています。警察の方からも言われましたが、対向車線に車が押し出された時に対向車が来ていたら間違いなく僕の車は挟まれ危なかったでしょうと・・・それも祖母が助けてくれたんではないかと思います。

今でもできるだけお墓参りには頻繁に行くようにしますが、人間は勝手なもので、何かうまくいかない時、お願い事がある時、そんな時に決まって頼ってしまいます。
祖母から繋いでもらった命を無駄にしないように、恥じない生き方をしたいと思います。